イナビル服用後いつから授乳再開できるのか気になりますよね。
赤ちゃんへの薬の影響がどうなのか?
その間の授乳はどうすればいいのかなど悩みます。
そこで今回は、イナビル服用後いつから授乳を再開できるのか?
赤ちゃんへの影響はないのかについて調べてみました。
イナビル服用後いつから授乳再開できる?

授乳中のイナビル服用は、問題ないと言われています。
このお薬は、一日一回の吸引で症状が終息に向かうということと、投与後の母乳の薬物濃度検査や、血液検査においても安全であるとの発表がされていることから、授乳中も服用可能なお薬として扱われています。
授乳再開については、吸入後“すぐに飲ませても問題ない”という意見から、“2日程度あけるのが安全”という見方、更には“5日あけるべき”など、複数の答えがあります。
イナビルの添付文書によると「妊婦に投与する場合は授乳を避けさせること」と表記がありますが、授乳が再開できる具体的な日については、再開したいタイミングやお母さん自身の体調について説明し、医師に判断してもらうのが一番よいでしょう。
イナビル服用による赤ちゃんへの影響は?

授乳中の投薬において、心配なのが“母乳への薬物移行”ですね。
イナビルのように、口から吸入するタイプのお薬は、体内へ吸収される濃度が低いため、母乳への移行はごく微量ということがわかっています。
イナビルは、授乳中のインフルエンザ治療のために向いているお薬と言えます。
イナビル服用中の母乳搾乳のコツ

イナビル吸入後、数日あけてから授乳再開するという場合に“搾乳”をすることになると思いますが、今までそういった機会がなく、搾乳に慣れていないお母さんもいるかもしれません。
そこで、搾乳の仕方とコツを詳しくご説明したいと思います。
搾乳の仕方とコツ
1.乳房の下にタオルをあてがい、母乳が垂れても大丈夫なようにします。また、搾り始めは勢いよく飛ぶことがあるので、近くに大事な書類などないか、気を付けて下さい。軽くガーゼをかぶせてから始めるのも良いです。
2.乳輪の外側から内側へ、指でつまむように搾っていきます。
3.搾乳器を使う場合、強すぎたり合わなかったりすると、痛みなどでストレスになり、ホルモン分泌に影響するので、負担のない程度にして下さい。
※搾る前に、軽く腕や肩を動かしたり、おっぱいをあげる前のマッサージもおすすめです。
搾乳のしすぎは、そのあとに母乳の分泌が悪くなるという説もあります。
それは、お母さんの“ホルモン分泌減少”あるいは搾乳後の“母乳過剰分泌による乳腺のつまり”こうしたことが原因と言われています。
母乳は、お母さんが赤ちゃんにおっぱいを吸わせることにより、脳が刺激を受けて作られます。
吸わせることができない時は、搾乳の時に赤ちゃんに吸わせているイメージをすると良いと言われています。
一時的におっぱいはあげられなくても、笑顔であやしたりなどして、コミュニケーションをより深め合うというのも、一つの方法ではないでしょうか。
搾乳の頻度についてですが、いつも赤ちゃんにあげている時間間隔を基準に、カチカチに張って痛くなる前に、かつ頻繁に搾り過ぎず、という程度にして行って下さい。
まとめ
授乳中のイナビル使用についてでしたが、いかがでしたか?
<イナビル吸入後の授乳再開について>
- 服用当日から可能という説、数日あけるべきなどの説が存在する。
- 授乳再開日は、インフルエンザ治癒の経過も説明し、医師に判断してもらう。
<赤ちゃんへの影響は>
吸引後の血液と母乳の薬物濃度の検査結果で、問題ない数値であった。
よって、影響なしと考えて良い。
<搾乳をする場合のコツ>
- 普段の授乳の時間間隔と、赤ちゃんにあげるような気持ちで。
- 頻繁に搾乳しすぎない程度で。
- マッサージなどをして出を良くする方法もある。
体調が思わしくない中、赤ちゃんへの影響を考えるのが大変だと思いますが、以上のようなことを元に不安が解消されて、早く元気なお母さんに戻るといいですね。
どうぞお大事に。
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