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胃腸炎とは消化器症状を伴う感染症をまとめて呼ぶ言い方です。
その中に
ウィルス性胃腸炎
細菌性胃腸炎
などがあります。
生牡蠣などを食べたときに食中毒になることがありますがこれも胃腸炎の一種です。
また風邪が流行る時期によく耳にする「ノロウィルス」はウィルス性胃腸炎です。
胃腸炎という名前だけ聞くと何か大きな病気のような感じがしますが「食中毒」「ノロウィルス」と聞くとかなり身近な印象を受けるのではないでしょうか。
症状としては、
下痢
腹痛
嘔吐
発熱
などがあります。
今回はそんな感染性胃腸が人から人へうつるのか?その原因や予防についてまとめみました。
【ウイルス性の感染性胃腸炎】唯一の予防方法
ウィルスが発症の原因となる感染性胃腸炎の場合、(いわゆるノロウイルス)最も基本的な予防方法は手洗いの徹底です。
こちらに手洗いを推奨する動画ありましたので載せておきます↓
現在、ノロウィルスの特効薬はなく出来る限り感染を防ぐことが大切です。
もし万が一感染した場合も必ずそれ以上広げないことが重要になってきます。
手洗いは、徹底して行う事が重要です。
軽く流しただけでは、ウイルスや細菌は流れていかず、感染症予防にならないのでやるからには徹底して洗いましょう。
徹底した手洗いの方法について簡単にまとめると、
・30秒間は洗いましょう
・指の間だけでなく手首や親指に洗い残しが多い
・タオルは人の使い回しはダメ
・水分はしっかり拭かないと菌が繁殖
私も普段から手を洗う習慣はありましたが、見落としがちなのが、手首ですね。
袖口が濡れるのを嫌って洗うのを怠ったケースはよくあります。
また意外と私も含めみなさん、手洗いの時間が短くないでしょうか?
実際に私がいつもやるやり方で手洗いを実践してみると、指の間まで丁寧に洗って流したのにも拘わらず、すすぎも入れて15秒ほどでした。
手洗いを推奨している団体のデータによると、15秒の手洗いでは菌が薬10分の1になるそうです。
結構きれいになってる?と思いますよね?
ですが、これが30秒になると100分の1になります。倍の時間洗うだけでさらに10倍の効果があるんです。
なので、ぜひ手を洗う時は長くしっかり洗ってみてください。効果が全然違います。
ちなみにノロウィルスに感染すると多くの人は
嘔吐
下痢
腹痛
などを引き起こします。
通常3日程度で症状はおさまります。
しかし、幼児や高齢者が感染した場合、重症になる可能性もあるので注意が必要です。
最低3日間は、相手の方にうつさないように徹底した手洗いを行いましょう。
急性胃腸炎の中でもウイルス性胃腸炎が感染性になりやすい
急性胃腸炎とは急性に発生する胃腸の病気の総称です。
感染性胃腸炎も胃腸の病気であるので急性胃腸炎の中に含まれることになります。
病気の範囲でいえば、急性胃腸炎の方が広いということになり、その中のひとつとして感染性胃腸炎があるということになります。
またさらに、急性胃腸炎の中には
細菌性
ウィルス性
のものがあります。
ウィルス性胃腸炎には、
ノロウィルス
ロタウィルス
このノロウイルスとロタウイルスがよく感染の時期になると騒がれますね。
病院ではその流行時期になるとほんとにワッと患者さんが増えて大変になるそうです。
それだけ感染するおそれがある人が一気に病院に集まればさらに感染が拡大する恐れがあるからです。
細菌性胃腸炎には、
サルモネラ
大腸菌
腸炎ビブリオ
コレラ
などがあります。
細菌性自体は自分がかかると厄介な病気な事が多く、集中した処置が必要となります。
感染性胃腸炎はうつる病気?
先に挙げたように感染性胃腸炎といっても種類はさまざまなので一括りにうつる、うつらないとは言えません。
病原体の種類によってうつりやすさの程度も異なりますが基本的には同じ空間にいるだけでうつるということはありません。
しかし、一緒に住んでいる場合や看病をしている場合には注意が必要です。
患者の大便や嘔吐物には病原体が含まれているので、それらの汚れから間接的に感染する可能性があります。なので徹底した手洗いが必要なんですね。
ちなみにノロウィルスはかなり感染性の高い病原体ですので特に注意が必要となります。
しっかりと手洗い、うがいをして胃腸炎にならいないよう予防していきましょう
まとめ
結論としては、
「感染性胃腸炎はうつる可能性アリ」
です。
しかし、唯一の予防法である「徹底した手洗い」をすることかなりの確率で防ぐ事ができます。
もし、身近に胃腸炎の症状がある方がいる場合は、とにかく手洗いを徹底して予防に努めてくださいね。