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毎年、夏が近付くと話題になるのが熱中症です。
最近も小学校の児童数人が熱中症で病院に搬送されたというニュースを耳にしました。
子供を持つ親にとってはとても心配なことですね。
そこで今回は、子供の熱中症の症状についてまとめてみました。
正しい知識を持ってしっかり予防しましょうね。
子供の熱中症の特徴は?
熱中症は暑い環境の中で起こる様々な障害のことです。
体温のコントロールが出来なくなり、めまいや頭痛、痙攣など体の不調が出てきます。
熱中症はただ1つの症状ではなく、4つの種類に分かれています。
・熱けいれん
大量の汗をかいた時に塩分の補給をせずに水分だけ補給した場合に起こります。
筋肉痛、手足がつる、痙攣するなどの症状が現れます。
・熱疲労
大量の汗をかいて水分補給が追い付かない場合に起こります。
嘔吐、頭痛、吐き気・倦怠感などの症状が現れます。
嘔吐した場合は適切な対処が重要です!詳しくはこちらでまとめいるので参考にしてみてください。
・熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳の血流が減少した場合に起こります。
めまい、失神、顔面蒼白などの症状が現れます。
・熱射病(日射病)
体温が上昇して中枢機能に異常をきたした状態です。
発熱、ふらつき、意識障害などの症状が現れます。
他にも
- 急に汗をかかなくなる
- 顔が赤くなる、または青くなる
- 元気がなくなる
- フラフラしている
などが挙げられます。
ハッキリした自覚症状がない場合も多く、「ちょっと体調が悪いだけ」と放置して深刻な状態になってしまうことも多いです。
熱中症になりやすい年代!
暑さで体温調整が出来なくなり体内の水分や塩分が失われることによって引き起こされる熱中症。
特に体温調整機能が未熟な子供や65歳以上の高齢者に多いと言われています。
実は熱中症が起こる仕組みは大きく2種類に分かれています。
1つ目は外から入ってくる熱が主な原因の古典的熱中症です。
外から入ってくる熱に上手く対応出来ない乳幼児や高齢者に多く起こります。
2つ目は、体内で発生する熱が主な原因の労作性熱中症です。
労作性熱中症は、夏のスポーツや屋外での活動をする小中学生などにも多く発生します。
頭痛が起こる原因と対処法
熱中症の症状の1つである頭痛は、体内の水分が不足した時に起こります。
大量に汗をかいたのに水分補給が追い付かない場合に起こる熱疲労の状態です。
そのため、頭痛を改善するためには水分を摂取し続けることが大切です。
塩は体内に水分を留めておく働きをしてくれるので、一緒に摂取しましょう。
また、体温を下げるために冷たいタオルなどで体を冷やしましょう。
脇の下、首などを中心に冷やして下さい。
数日~1週間ほど頭痛が続く場合がありますが、規則正しい生活をしていると改善します。
1週間を過ぎても改善しない場合は病院を受診しましょう。
発熱が起こる原因と対処法
人が汗をかくことで体温をコントロールしています。
そのため、一気に大量に汗をかくと脱水状態になって汗が出なくなり、体温をコントロール出来なくなります。
すると、体に熱がこもって体温がどんどん上昇してしまいます。体温が上昇して中枢機能に異常をきたした場合に起こる熱射病(日射病)の状態ですね。
その場合は、まずは風通しの良い涼しい場所に移動し、衣服をゆるめましょう。
電解質含んだイオン飲料で水分補給も行ってください。
そして、足を高く上げて体を冷やしましょう。
また子供の熱中症治療について調べてみたので参考にしてみてください。
まとめ
≪熱中症の種類≫
- 熱けいれん
- 熱疲労
- 熱失神
- 熱射病(日射病)
≪子供の熱中症の症状≫
- 急に汗をかかなくなる
- 顔が赤くなる、または青くなる
- 元気がなくなる
- フラフラしている
≪熱中症になりやすい年代≫
・古典的熱中症
乳幼児や高齢者
・労作性熱中症
小中学生など若い人にも多い
≪頭痛の原因≫
・水分不足
≪頭痛の対処法≫
- 水分補給(塩分も一緒に)
- 体を冷やす
≪発熱の原因≫
・体温のコントロールが出来ない状態
≪発熱の対処法≫
- 風通しの良い涼しい場所に移動
- 衣服をゆるめる
- 体を冷やす
熱中症は乳幼児や高齢者に多いというイメージがありますが、小中学生にもとても多いです。
寝不足や体調不良の時に起こりやすいので規則正しい生活を心がけましょう。
自発的に水分補給できる環境も大切ですね。
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