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熱中症の自覚症状として一番多いのは頭痛です。
頭を締め付けられるようなズキズキとした痛みに襲われます。
その場合、どんな対処をしますか?
多くの方がロキソニンなどの頭痛薬を飲んでしまうと思います。しかし、ロキソニンを飲んでも
効果がなかったという話も多く聞かれます。
そこで今回は熱中症の頭痛に対するロキソニンの効果についてまとめてみます。
また、ロキソニンが効かなかった場合の治療法もご紹介します。
熱中症による頭痛にロキソニンは効く?
結論をいうと、効きます!
しかし、根本的に解決してはいないのでおすすめはできません。
少し補足説明しますと、暑い日に大量の汗をかいたり、喉の渇きを感じることがあると思います。
それは、熱中症の初期症状です。
その初期症状が現れた時に、水分補給などの対処を行うと、熱中症はそれ以上進行しません。
しかし、何も対処をしなかった場合、、
今度はより重い症状である、めまいや頭痛、吐き気などが現れます。
その中でも特に多いのが、頭痛だと言われています。
頭が締め付けられるようにズキズキと痛みます。そんな時、多くの方はロキソニンなどの頭痛薬を飲んでしまうと思います。
頭痛が熱中症の症状だと気付かずに、頭痛薬を飲んでしまう方も多いようです。
私自身もいつもの偏頭痛か、疲れて頭が痛いのだと思い込み、頭痛薬を飲んでしまったことがあります。
その場合、一旦は痛みが治まって良くなったように感じるのですが、数時間経つとまた痛みに襲われます。
それは何故でしょうか?
・痛みや熱を鎮めるが、根本的治療ではない!
・熱中症による頭痛などの痛み自体は取れない!
ロキソニンは腫れや痛みなどの炎症を鎮めてくれる薬で、熱を下げてくれる作用もあります。安全性が高く効き目も良いので、一番広く使われています。
ロキソニンは頭痛には効きますが、あくまで対症療法薬です。
病気の症状を和らげて、苦痛を軽減するための薬なので、痛みの原因そのものを治すことはできません。その為、熱中症の根本的な治療にはならず、頭痛が改善されなかったのです。
よって、頭痛を改善するためには、熱中症の根本的な治療な必要なのです。
【ロキソニンが効かなかった】正しい治し方とは?
では、熱中症の頭痛を改善するためにはどんな治療薬が必要なのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、熱中症で頭痛が起こった場合、、
薬は必要ありません。
熱中症で頭痛の症状が現れるのは「熱疲労」の状態です。これは、体内の水分量が低下する、いわゆる脱水症の状態です。
そのため、頭痛を治すには脱水症を改善しなければいけません。
脱水症を改善するためにはこまめに水分補給をすることです。「飲む点滴」と言われているポカリスエットなどで水分補給して下さい。
こちらを参考にしてみてください↓
体を冷やして体温を下げることで頭痛の治まりが早くなります。涼しい場所で首筋や脇の下をアイスノンなどで冷やしながら、安静にしていて下さい。
そうすれば、治療薬がなくても、次第に頭痛が治まってくると思います。
それでも改善しない場合には、医療機関の受診をおすすめします。
まとめ
熱中症で起こる頭痛と、一般的な頭痛は対処法が全く違います。
そのため、頭痛の原因を見極めることが大切ですね。
熱中症による頭痛の場合は、めまいや体のだるさなどを伴うことが多いです。
あれ?これって熱中症かな?と思ったら、まずはこまめに水分補給をして涼しい場所で安静にしていて下さいね。
ロキソニンはあくまで対症療法薬です。
脱水症の時に解熱鎮痛剤を使用すると、低血圧やショックを起こす危険があります。
また、腎臓の血流が急激に減少して腎機能障害が生じる可能性もあるので気を付けて下さいね。
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